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DATE: 2013/01/07(月)   CATEGORY: 映画
エンターテイメント時代劇。
なんとなーく気になってたんだけど、なかなかチャンスがなくて。
したらばちょうどレイトショーでやってたから、じゃあ観に行こうかなんて話になりまして。

というわけで今更ながら観に行って来ました。

のぼうの城

nobou1.jpg nobou3.jpg
nobou2.jpg

【あらすじ】
天下統一を目指す豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じるも、その中には最後まで落ちなかった武州・忍城(おしじょう)と呼ばれる支城があった。
その城には領民からでくのぼうをやゆした“のぼう様”と呼ばれ、誰も及ばぬ人気で人心を掌握する成田長親(野村萬斎)という城代がいた。
秀吉は20000の軍勢で攻撃を開始するが、将に求められる智も仁も勇もない、文字通りのでくのぼうのような男の長親は、その40分の1の500人の軍勢で迎え討とうとする。



もう終わり際で正月3日の夜だったけど15人くらいはお客さんいたかな?
結構若い人が多かった。
ちょっとね、寝不足だったからか映画が始まる前の予告編で爆睡という失態をしてしまいまして。
予告編は大事な映画の魅力なのに!!!


【感想】
さて、この映画の前情報といえば「公開を1年間遅らせた」「水攻め」ということくらいでした。
原作はまったく読んでないです。

まず冒頭。
のぼう様と町民に揶揄される萬斎演じる長親。
なんというかすごくアホっぽい雰囲気は出てるんですよ。
農民の麦踏みを手伝うもこけたりとかして。
確かにこのこけた時に農民は笑ってるんです。
でも、最初に手伝おうとした時に「いや、手伝わなくていいです」みたいな感じに見えて、どっちかというとみんなが邪魔くさく感じてるように見える。
確かに農民にとっての麦踏みは遊びじゃないから中途半端に来られてもってことかもしれないけど、この場面を見る限り煙たく思う農民たちって感じに見えちゃうんです。

でもね、これが実はすごいカリスマ性があるらしく、町民からの支持が厚い。
のちに戦をするぞと決まった時に町民たちが
「誰が戦をするって決めたんだ!」
と怒るシーンがありまして、その時に佐藤浩市が
『長親(のぼう)だよ』
と言ったらそれまで怒っていた町民たちが一拍の間を置いて笑いだし
「のぼう様か。ったく、仕方ないなーあの人は」
みたいな感じでみんな納得しちゃうんです。
要するにみんなめっちゃのぼう様が好きってことなんでしょう。
ただ、それをちょっと理解するには冒頭の農民との触れ合いがちょっと弱いかなと。
それならばワイワイと田植えをやってたりしたほうが仲の良さは解り易かったのに。
いや、子供を抱いて踊るシーンはあるけどさ。

キャストについて。
野村萬斎 (成田長親)
原作ファンの話からすると、でくのぼうと呼ばれるくらいの大男だから萬斎じゃ合わないと。
原作のイメージは山のフドウ(北斗の拳)みたいな感じなのかな?
ただ、原作を読んでないから萬斎のひょうひょうとした感じは嫌いじゃなかったけどね。
物語のキーとなる田楽踊りもやっぱり萬斎だから見れるってところはあったし。
萬斎ならではのちょっとしつこいせりふ回しもあるっちゃあるけど、水攻めの後に民衆に話しかける時のめっちゃ通る声とかも良かったし、色々と萬斎だからこそ出来た役かと。

榮倉奈々 (甲斐姫)
これも別にそんなに違和感は感じませんでした。
男勝りな感じがあるからあれくらい背が高くても判りやすいかと。
とりあえず成宮に告白されてちょっと戸惑った後に笑顔で
「承知した! ありがとよ。」
って言うシーンはすごくかわいかったしかっこよかったよ。

成宮寛貴 (酒巻靭負)
成宮君ってどんな役をやっても成宮君ですよね。
ある意味でそれを期待されての配役かもしれないけど。
演技はあんまり上手いと思わないからなー
で、前半で「俺、知略すごいっすよ」アピールをするんだけど、その場面ではぽんこつにしか見えないんですよね。
でも、実際、この酒巻靭負はすごく知略に溢れた人でホームアローンのような驚きを持たす役なわけです。
なのにそう見えなかったヘタレ感は残念。
ただ。油をかぶった敵兵に火矢を打ち込むシーンに見せる笑顔。
あの成宮君独特の口角がきゅっと上がったやつですよ。好きな人は大好きなあの笑顔!
あれは爽快だったし、あぁこのための成宮だなと思った。


山口智充 (柴崎和泉守)
これはハマり役!
なんというか日本版張飛のようなキャラ。
三白眼で目をガッと見開き、槍を片手に敵をばったばったとなぎ倒す。
まるで三國無双のように敵がやられていく。

佐藤浩市 (正木丹波守利英)
いや、もう言うことないです。
佐藤浩市めっちゃ好きなんで。
芹沢鴨、最後の忠臣蔵なんかとはまた違ってかっちょいい。

上地雄輔 (石田三成)
これなー。
ここが一番納得いかなかったというか、これは監督や脚本の責任もあるかもなんですけど、
石田三成のキャラというか心情が全然見えなかった。
知略のちの字も見えない。
なんというかカイジの和也編のような性格の悪い金持ちが道楽でやってるように見えた。
表情はね、良いんですよ。
石田三成のわくわく感というかそういうものが表れてて。ただせりふ回しがそこについて来てない。
あとは台詞や説明が足りてないのかもしれない。
だから感情がイマイチ読めず、狙いが見えない。
純真で愚直でって感じなのかもしれないけど風格がなくてどうしてもあほな奴に見える。
これは上地くん自体のキャラが強すぎるのかなー

あと、三成関連で気になったのは、物語の核となる長親を撃つところ。
これは別に上地くんの演技の問題じゃなくて脚本かな。
大谷吉継役の山田孝之は必死に止めるわけです。
でもこれを無視して三成は撃つように指示を出す。
結果的にこの撃ったのはわざと長親軍の士気を上げるためだったというのが判るわけですけども、だとしても、これさ、殺す気だったのかそれとも撃つだけで良かったのかの狙いをもう少し明確にして欲しかったかなぁ。
射撃兵に指示を出すときとかそういったちょっとしたことでいいからさ。
そういった結果論みたいな狙いが多すぎて、その場における狙いが見えないシーンがいくつかあったかなぁ。


そして、どうしてもこの作品で避けることが出来ないのが水攻めのシーン。
三成側が水攻めをしようとせっせこ堤を作ったわけですよね?
調べてみたら全長28キロ、1週間もかけて作ったとのこと。
その間、城側の様子は描かれてなかったけど何も知れなかったんでしょうか?
長親が「作ってるのは農民なんじゃろ?だったら大丈夫じゃ」みたいなことを言うとこくらいしかなかったよね?
せめて町民をみな城に入れるとか食料の確保とか色々やれることあったでしょうに。
当たり前のように町民が普通の生活に戻ってるってのはあまりに違和感が・・・。
そして決壊して水が一気に流れてくるところ。
これは九州に住んでる僕でもやっぱりうわああああああってなりました。
東日本の人、ましてや誰か知り合いが被害にあったりしてる人はなおさらきつかったんじゃないだろうか?
でもこれは別に制作者が悪いわけじゃないし、もう不幸な偶然としか言いようがない。
水がひいた後の光景がなんというかそれはもう・・・。
戦でぐっさんが槍で突き刺したり、佐藤浩市がバッサリと首を切り落としたりするのは特にグロいと思わなくても水攻めでやられた人々の光景は痛いですね。

主要メンバーが誰も死ななかったり、主な町民、ピエール瀧はあっさり死んだのに中尾くんは生き残ってたりといかにもドラマらしい展開がちょっとどうかなぁというのもあったけど、少しでも後味を良くしようとした結果なのかなと。

あ、地味に、エンディングで今の忍城周辺の風景を見せてくれるのはすごく良かった。
実際、どうなってるんだろうというのはすごく気になったし、色んな犠牲の上に現在が成り立ってるんだなぁというのを改めて感じさせられました。

とりあえず思ったのは揚げ足を取るともうキリがないけれども、
エンターテイメントな時代劇としてはこれが正しい作り方だと思う。
一番最初に飽きちゃう時間に1回目の戦いを入れてきたりとかして飽きさせない工夫をしていたし、歴史が苦手でもわかりやすいように説明もそれなりにされてたし、若い人でもとっつきやすい時代劇だったかなと。

そういう意味では面白い作品でした。
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