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DATE: 2013/04/02(火)   CATEGORY: 映画
The love is difficult.
映画の日だし時間あるしなんか観に行くかー
あれ?でも今何やってんの?
プラチナデータは多そうだしうーん
気分は洋画だ!よし洋画を見よう。

「アンナ・カレーニナ」

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【あらすじ】
9世紀末、帝政末期を迎えているロシア。
サンクト・ペテルブルクで社交界の華と謳われる美貌の持ち主アンナ・カレーニナ(キーラ・ナイトレイ)は、政府高官を務める夫カレーニン(ジュード・ロウ)に愛情を持てずにいた。
モスクワへ向かう中、騎兵将校のヴロンスキー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と出会ったアンナ。
二人は一目見たときから恋に落ちてしまう。自制心を働かせようとするも、舞踏会で再会したときには燃えさかる情熱を止めることができなくなっていた。
アンナは社交界も夫も捨てヴロンスキーとの愛に身を投じるが、それは同時に破滅へと向かうことになっていく……。




この映画のこと全然知らなくて。
いや、原作はちろっと読んだことはあるんですよ。
トルストイの名作ね。
なんかちょっと古い世界観の映画が見たくて選んだんです。
3月29日からの公開ですってね。
でも公開数日でしかも映画の日の割に20人もいなかったんじゃないかな?
予告編で見たスピルバーグのリンカーンが面白そうだった!


【感想】
※がっつりネタばれしてます。
むしろ長々とあらすじ書いてます。
ネタばれせずに感想書くの苦手なんです。



適当に決めた映画だったから全然情報がなくて。
キーラナイトレイが出てるってくらいしか知らなくて。
あ、ジュードロウが出てることも知ってる。

まず冒頭。
紙芝居のような舞台セットのようなところから始まり、あれ?これはもしかしてミュージカル映画なのかしら?と思ったほど。
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ミュージカル映画はあんまり好きじゃないから早くも後悔する。
ただ、全然違った。歌ってなかった。
そういう特殊な舞台と映画を合わせたような作り方だった。
この映像の作り方ってすごく説明が難しいんだけど、映画なのにあえてかきわりが登場していたり、陳腐な舞台セットみたいな背景だったりといった感じ。
舞台演出のような作りと、映像の切り替えがすごく独特。
ドアを開けると雪国が拡がってたりとか、現実ではありえないでしょ!ってファンタジーな展開あったり。
舞台っぽい映画を作ろうとしたらこれが正解なんだと思う。
あと、すごくテンポがいい。
なんというか登場人物が回る回る。
アンナの兄のオブロンスキーが服を着替えるシーンの素晴らしくスピーディーな衣装替え!
それ以外にも統制されて音楽に合わせた動きが意図的に作られてたりして。

ただ、全編この舞台と映画の融合が行われるわけではない。

話の中でもう一つ進んでいく展開としてキティって子とコンスタンティンっていう田舎者の恋愛模様も描かれてるんですね。
この2人を後半で描くときだけはちょっと事情が違う。
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キティって女の子はいかにも純情な子なんだけど、恋人ヴロンスキーに振られてしまいます。
何故その恋人ヴロンスキーはキティを振るのか。
それは別に好きな人が出来たから。

そう、その好きになった相手がアンナ・カレーニナ。

この映画の主人公。キーラ・ナイトレイ
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人妻なんです。
ヴロンスキーは人妻に一目ぼれ。
そりゃ惚れるよ、こんな美人なんだもん!!!
またこのアンナは18歳でくそ真面目な旦那と結婚してしまって恋らしい恋をしてないからか、年下のかわいいヴロンスキーに惹かれてしまう。
その2人が惹かれあうシーンとして社交界のダンスシーンが描かれているんだけども、これがなかなか見せ方が美しい。
社交ダンスについては疎いのだけど、よく見る手をつないでステップ踏んでってやつだけじゃなく、指を絡め合う踊りをしたりする。
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それがすごくあでやかでちょっとやらしくも見える。
ヴロンスキーの婚約者であるキティが10人くらいの他の男性と踊ってヴロンスキーの様子を見てる間もこのアンナとヴロンスキーはずっと2人で踊ってるんです。
まるで他の人たちが存在してないかのように一心不乱に。
周りがピタッと止まって、2人が通過すると動き出すようになったり。
これもそういう見せ方をしてたりして解りやすく作ってる。
もうキティが可哀想!キティのライフは0よ!
そしてこのシーン!
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このギリギリのとこはちょっとドキドキしちゃう。

で、まぁ、2人はお互いに惹かれあい、恋へと落ちていくのですが、片や人妻。片や婚約者もいる身。
こういう禁じられた恋みたいなのってよくあるよね。
だからかここに至るまでの目をチラチラ合わせたり、さっきの踊りのシーンだったりはすごくいいんだけど、その先はなぁ。
ここからちょっとお互いに立場との葛藤みたいなのがあるわけです。
何故ならアンナの旦那は大臣というお偉方というのもあるしね。
もちろん、社交界でも2人の噂は拡がっていく。あいつら怪しくない?みたいな。
で、それを聞きつけた旦那(カレーニン)はいちお忠告します。
その時はアンナは笑いながら「ないない。こんな遅い時間に何?もう遅いわよ」と。
この「もう遅いわよ」が時間だけではなくヴロンスキーとの関係を表していたと。

こういった台詞や小道具を使っての場面転換はうまい。
子供のおもちゃの電車がアップになってそのまま本当の電車になったりとか。
ちぎって空に投げた手紙が雪になってそのまま雪一面のシーンに変わったりとか。
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そういう繋ぎがすごく上手いんだけど、この世界観にハマらない人はこの映画自体がすごく苦痛かもしれない。
無駄に安っぽくコントっぽく見えてしまかもしれない。

でもコンスタンティンとキティの恋愛模様を描くときはこの舞台映画から離れて、リアルな風景を使う。
アンナとヴロンスキーの恋愛を描くときは劇中劇のような舞台映画を使う。
この差はすごく面白かったなぁ。
一途に周りのために生きるコンスタンティンとキティはリアルな風景で描き、本能のままに生きていくアンナ達を劇中劇で描く。

例えばヴロンスキーが競馬に参加するシーン。
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画像を見てもわかる通りこことか解りやすい劇中劇作り。
このシーンは地味に重要で、ヴロンスキーが落馬してしまうんです。
そこで思わずアンナは「アレクセイ!」と叫んでしまう。
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アレクセイってのはヴロンスキーのファーストネーム。であると同時に旦那カレーニンのファーストネームでもある。
解っていながらも旦那が「私はここにいるよ!」となだめようとするシーンがちょっと切ない。
これで周りの貴族たちにも2人の関係が噂を超えて解りやすいくらい明るみになるわけです。
そりゃそうだ。ファーストネームで呼ぶ仲なんだもん。

こういう見せ方はすごく好きだったんだけど、話が。。。
この不倫に堕ちてから、アンナはどんどんこっちにハマっていくんですね。
前述の思わず「アレクセイ!」と大勢の前でファーストネームを叫んでしまう位。
でもその2人の愛になんというか真実性といったものが見えないから浮気から本気になるあたりの流れが解らない。

だから後半に至る何もかもを捨ててもいいって流れがなんだか納得できない。

このアンナ・カレーニナという女性がただの我儘な人に見える。
こういった話の本筋に関わるとこってのは小細工を使うんではなくてしっかりと見せて欲しかったかなぁと。

だからどんどんどんどん旦那のカレーニンが可哀想に見えてきて、聖人に見えてしまい、不倫している2人に対する感情移入が出来ない。
アンナとヴロンスキーがいちゃいちゃしててももうね、全然応援できないの。
色んな人が不幸になってるから尚更。
アンナがヴロンスキーの子供を妊娠し、ちょっと精神的に不安定になった時もざまぁ!ってなってしまう。
ヴロンスキーも見た目はすごく美しい男性。
目も綺麗なブルーアイだし。
でもね、内面がしっかりと見えないからただのチャラ男にしか思えない。
そこまで全てを捨てるほどの価値ある相手!?って思っちゃう。

だからそれを真実の愛と思えないんですよね。
むしろ真実の愛はキティとコンスタンティンだろがい!
この2人のシーンはすごく安心する。
あえて言葉だけではなくブロックを使った言葉遊びみたいなもので気持ちを伝えるシーン!
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ここはすごくキュンとするし、よかったねぇって心から思える。
そしてその後のキティがコンスタンティン兄を看病するシーンなんてもう!


映像、音楽、衣装はすごく良かっただけに中心であるアンナとヴロンスキーの心情の流れがしっかり見えなかったのが残念でした。
衣装はホント素敵。
アカデミー賞衣装デザイン賞を取ってるだけのことはある。
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シンプルなやつも原色使ってるやつもすごくいいものだと実感させる作り。

話の作りはもちろん映画にとってめためた大事なのは解ってるんだけど、もう今回はそれはいっそ置いておきましょう。
美術、映像、音楽、衣装に特化してそれを楽しみましょう。

すごく豪華な昼ドラと思ってみましょう。

さすれば素晴らしく楽しい映画。


【キャストについて】

アンナ・カレーニナ(キーラ・ナイトレイ)
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美し過ぎます。
確かに華奢だしえらもはってるんだけど、すごく美しい。
なんというか日本の女優さんで言うと全盛期の山口智子のような美しさと可愛さ。
ただその時たま見える無邪気な雰囲気のせいで100年の恋に落ちてる感じに見えないのが残念。
でも個人的にはキーラナイトレイが好きです!

ヴロンスキー伯爵(アーロン・テイラー=ジョンソン)
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見てください。この美しい目!
こりゃ恋に落ちるよね。見た目はね。
ただ中身はすっかすかに見えちゃったのが残念。
多分最初のほうの「どうせ俺のこと好きなんでしょ?素直になりなよ」感がそうさせるんだ!
全然関係ないけど実写版ヒソカ(H×H)があれば起用してほしい。

コンスタンティン・レヴィン(ドーナル・グリーソン)
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ヴロンスキーと比べたらすごく田舎の青年って感じが出てるよね。
この人の兄はいち早く特権階級の矛盾とかに気付いてるんだけど、コンスタンティンは今の自分の中で出来ることをやってる。
その愚直ながらも自分の本能よりも周りを見ている感じがすごく好感が持てた。

キティ(アリシア・ヴィキャンデル)
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前述のダンスシーンのキティはすごく可哀想だったなぁ。
この子も決して階級が高い家の娘じゃないみたいだけど、すごくいい子なんだなってのがわかる。
ってか、アリシア・ヴィキャンデルってカワイイ女優さんですね。

アレクセイ・カレーニン(ジュード・ロウ)
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スターリングラードの時のジュードロウはすごくかっこよかったなぁ。
今日も僕は君のためにまたひとりナチを撃つなんていうキャッチフレーズを思い出した。
ってか、すげー禿げてる!!!
と思って調べたら役作りのために剃ったんですね。
見事なM字!
今回の映画の中で一番悲しい役どころ。
もうね、救いがないの。
妻を取られ、大臣としての仕事も上手くいかず。
でも最後の子供とのシーンで聖人な彼ならではの展開があって、さすがだなぁと感じた。


あれ?キャストについてが必要ないくらいうっすい内容になってしまった。

とりあえず19世紀末の雰囲気を味わいたいならオススメな映画です。
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