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DATE: 2006/01/03(火)   CATEGORY: 食べ物
珈琲の魔法。
珈琲というものには不思議な魅力がある。
あの独特の色と苦味と酸味。

小さい頃、コーヒーというものに憧れていた。
明確に言うと、コーヒーを飲める人間というものに憧れていた。
当時の自分に飲めるのはコーヒー牛乳くらいなもので、コーヒー無縁だった。
というのも、まぁ幼かったせいもあるが、イメージが先行していた。
苦い、変な色など。
甘いコーヒーは飲めるけど、何故大人達は何もいれずに飲めるのだろう。(もちろん、砂糖もミルクも入れる大人達は存在するのだが)
そして、それはコーヒーというものへの憧れを超え、大人への憧れにも繋がっていった。

珈琲=大人の飲み物

という図式が当時の僕にはいつの間にか出来ていたのだ。
ビールなどのお酒も大人の飲み物という図式に当てはまるかもしれない。
もちろんお酒への憧れがないわけではなかった。
しかし、父親しか酒を飲まない我が家において、お酒は父の飲み物であった。
そのお酒に対しての憧れというものは「父のものを奪う」といった感覚さえ覚えてしまい、大それたもののように感じてしまっていたのだろう。言うなれば禁じ手のような感覚を持っていたのだ。
何よりも酔っ払う父を見てお酒というものの魔力を幼いながらに感じていた。

それに対して珈琲はテレビの中でも、街中でも見ることができ、大人の象徴だったのだ。
コーヒーカップを手に取り、砂糖もミルクも入れることなく、口へと運ぶ。
その姿はなんだかとてもかっこよく見えた。
そこに広がるのは苦味を始めとする複雑な味や香りなのに安堵している。
「落ち着く」と言葉にしているのも聞くほどだ。
その世界が理解できるのは大人だけなんだろう。その味を理解できれば僕も大人になれたということか?
それが僕の憧れの理由だった。

中学くらいから珈琲をブラックで飲めるようになった。
それまでも何度か試みたが、当時の僕に飲めたのはUCCの缶コーヒーくらいなもんだった。
もちろん、これは甘すぎて、ジュースに近いものであり、珈琲とは程遠い。

ブラックのきっかけはライオンコーヒーとの出会いが大きいが、それはまた別の機会に話そう。
今では毎日のように飲む珈琲。
ブラックでないコーヒーは珈琲ではなく、紅茶のような感覚。
メインにはなりえず、お茶菓子と共にいただくような存在。

珈琲というものには不思議な力がある。
飲むだけで気分が落ち着き、一服という言葉がとてもしっくりくる。
もちろんこれは含まれている成分から得る作用であることは解っている。
しかし、それだけではない。それだけではなく、あの頃感じた憧れから来ている作用があるような気がするのだ。
幼き自分が珈琲というものに感じていた魔力と魅力。
その両方の力が、科学的な成分ではなく、心に効く成分として、何か超越的なもので自分をコントロールしてしまうのではないか?
魔力と魅力が己を無力にし、落ち着かせる。
だから興奮している時なんかに珈琲は効果的なんだ。

もちろんこれが非常に馬鹿げた考えだということは解っている。
21世紀に根拠のない精神論は似合わない。
インターネットの普及もあり、情報が先行し、イメージが忘れられている気がする。
形に見えるものだけが全てではない。
証明できるものだけが全てではない。
だからこそ僕は自分の嗜好物である珈琲に対してあの頃抱いていた憧れを大事にしたい。
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COMMENT

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Ling | URL | 2006/01/03(火) 23:04 [EDIT]
珈琲への憧れ、分かります。でも未だに私はよく飲めません。高校の頃好きだった先生(42)が珈琲とタバコが大好きで、しかも飲んでる姿がとてもおいしそう。とても憧れてました。お前も飲むか?(注:珈琲)と言われて生物準備室で入れてもらった苦ーい珈琲を前に「飲めません・・・」と言ったら「お子ちゃまやのぅ~」とバカにされたのをよく覚えています。
タバコと珈琲は憧れが絶えない限り、なくなるものではないと思います。

タスマニアン | URL | 2006/01/04(水) 17:59 [EDIT]
いらさいませー。
確かに珈琲と煙草は若者の憧れになりうるものやよね。
その高校の先生ってのはアークロイヤルを吸ってたという先生かな???
バカにされたのも、生物準備室もすごく良い想い出になってるみたいねw
でも、Lingはブラックで珈琲飲んでそうなイメージあるからちょっと意外やわ~。

滑稽本 | URL | 2006/01/05(木) 20:21 [EDIT]
お・と・な…甘美な響きですね(笑

酒・煙草・コーヒーと、大人っぽさを醸し出すアイテムって色々ありますよね。
時計なんかもそうですね。
永谷園なら、おとなのふりかけですね。

私には…憧れた大人っぽさって無いかも知れないなぁ(汗
昔っから爺臭かったし(泣

アルプスからこんにちは | URL | 2006/01/06(金) 12:17 [EDIT]
コ-ヒ-ですか。ん―私の親が無糖派だったせいか私も自然と飲めるようにはなりましたけど。でも、砂糖入りも飲みますけどね♪

私の中の大人な憧れは、難しいけどよく見る漢字と、文庫本でした。漢字って今思うとわけわかめな憧れですけど、小学生の時なんかはそうでした。文庫本はおしゃれな感じがしてたんですよね~片手サイズに(笑)

タスマニア動物園 | URL | 2006/01/08(日) 19:59 [EDIT]
お返事遅くなってすいません。

>滑稽本様
そうですねー。時計ってのはかなり大人アイテムだと思います。
僕は時計の他には万年筆なんかも大人を感じますねー。この2つは無理して買っちゃいますもん。
でも僕も滑稽本さん同様、憧れた大人っぽさはないと思います。まだまだ発展途上な僕ですw

>アルプスからこんにちは
確かにねー。うちも親が無糖派だったからおいらも自然と無糖派になったのかもしれないさー。
でもアルプスがブラック飲めるってのは結構意外だなー。
漢字かー。なんか解る気するわ。「薔薇」とか「檸檬」とか「魑魅魍魎」とかなんかこう難しいー!!!って感じが前面に出てて、それを読み書きできる大人ってものに憧れちゃうかも。
でも実際20歳超えて、薔薇も檸檬も魑魅魍魎も読めるけど、全く書けないよね。
文庫本はオープンカフェなんかでそれこそ珈琲をすすりながら、片手に文庫本。なんてのも結構素敵な感じかもー。

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