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DATE: 2006/01/05(木)   CATEGORY:
魔王。
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魔王といっても焼酎じゃありません。
小説です。
何度か紹介している伊坂幸太郎氏の作品。
前半「魔王」と後半「呼吸」の2部構成。

簡単にいうと、ファシズムに進んでいく社会に立ち向かおうとする兄弟の話。
そしてこの兄弟には不思議な力が宿っている。
兄は30メートル以内の人間の言語を操る(一呼吸に限る)。
弟はじゃんけんに負けない。厳密に言えば10分の1以下の確率が絶対に当たる。
うん、そんなにすごいって程の能力ではない。
そして前半「魔王」はこの兄の視点で物語が進む。
後半「呼吸」は弟の嫁の視点で話が進む。

まぁ伊坂幸太郎が伊坂っぽさを抑えて書いたという感じがした。
もちろんそれでも惹きつけてしまう文章力は彼の力のなすところなのだが。

しかし、ここ最近の彼の作品中ではなんかう~んと首を捻ってしまうような内容であった。
彼の作品特有の爽快な後読感も、驚くべき展開も影を潜めてしまったという感じ。
グラスホッパーや重力ピエロなどの突き上げられるような驚き、この前の古畑で言えば、最後の松嶋奈々子のエピソードの驚きのような感覚が、今回の「魔王」では得られなかったのだ。
雑誌の連載だから手を抜いたのか、伊坂!
そんなことはないと思うが、実験的な作品なのだろう。

政治的な批判などは特にないのだろうが、大衆心理というか、愚衆というかそういうものについてちと考えさせられた。
自民党の圧勝と話の中の未来党との関連を考えられずにはいられない。
犬養という登場人物と小泉を重ねてしまう・・・。
でも小泉は犬養ほど信念はないと思うがな。
って、読んだ人しか解らないよね。

とりあえず今回の作品について感じたこと。
こういったのも書いてみましたよー、どーですかー???みたいな。
まぁこういった作風でもし伊坂が進んでいくならば、友人も言っていたが僕は春樹を読むかな?

先日出た、新作「砂漠」はかなり期待できるらしい。
というわけで伊坂作品読むならば、魔王より砂漠を読もう!
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COMMENT

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ぐっとらっく | URL | 2006/01/09(月) 01:12 [EDIT]
「砂漠」は確か先週のananで紹介されてましたね。伊坂幸太郎自身のインタビューが掲載されてましたよ。大学生5人の話とか。よかったらananチェックしてみてください。期待がふくらむかも。

タスマニア動物園 | URL | 2006/01/10(火) 12:28 [EDIT]
砂漠は今読んでるんだよねー。まだ中盤だけど、なかなか面白いろい。めっちゃ青春小説らしい。だからこそ大学生に読んで欲しいとのこと。
ananチェックしときますわー。

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