どんと来い!
ジャンルを問わずお届け中。
DATE: --/--/--(--)   CATEGORY: スポンサー広告
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
DATE: 2009/05/28(木)   CATEGORY:
鳥栖vs久留米。
九州新幹線が地デジよりちょっと早く2011年3月に全線開通します。
なんと博多ー鹿児島中央間が約1時間20分で行ける。
今まで在来線特急でも最短で3時間50分かかっていたことを考えれば驚くべき便利さ。

ちなみに各駅停車タイプの場合の駅は
博多-新鳥栖-久留米-筑後船小屋-新大牟田-新玉名-熊本-新八代-新水俣-出水-川内-鹿児島中央
といった具合。
なんだか「新」って付く駅が多いなぁ。

そして実際、どれくらいの経済効果を生み出すのかは定かではないものの、試算では福岡都市圏は年間約200億円と見込んでいる。
部分開通の際にも鹿児島、福岡の両方に観光客が増えたことを考えると、実際ある程度の効果を望めることは間違いないだろう。

そこでこんな記事を見つけました。
「うちに多く停車を―九州新幹線、県境5.8キロで綱引き」
http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY200905240001.html


そこで少しでもその勝ち馬に乗ろうと火花を散らしているのが鳥栖久留米である。

どちらも主張しているのは
「わが町の駅にこそ全便停車を!」
ということ。

確かに、山陽新幹線なんかで考えてもこだまでしか止まらない駅とのぞみも止まる駅とではメジャー度も人が来る度も大違いだろう。
新大阪からの直通もあり観光客などの効果も期待できるため、なおさら全便停車は両市にとって生き残りをかけたものであると言っても過言ではない。

そしていちお中堅都市である久留米、鳥栖の両都市。
じゃあ、両方とも全便停車にしたればいいじゃん!と思うが、そうもいかない。
というのも、この鳥栖駅と久留米駅は距離にしてわずか5.8キロしか離れていない
そのどちらにも全便停車というのはいくらなんでも無理な話である。

もちろん、実際、どちらも博多や熊本に比べれば大した駅でないことを踏まえるとどちらも止まらないという可能性も充分ありうる。
博多-久留米なんて特急でも30分で行けるのだから、特急で行け!という話になるかもしれない。
でも、やっぱりなんとか全便停車にしてもらうべく両市は誘致活動をしている。
じゃあ久留米と鳥栖とどっちに止めるのが得策なのか。
記事の内容も加味しつつ挙げてみる。

まずは新鳥栖駅。

【新鳥栖駅・お得な部分】
→2018年度開通予定の九州新幹線・長崎ルートも乗り入れ予定。
これが最大の強み。東から長崎に来る人は新鳥栖駅で乗り換えということになる。

→鳥栖ジャンクションに代表されるように交通の要衝。
これも鳥栖の特色のひとつ。
鳥栖から高速を使って長崎、大分、熊本、福岡と各地域に行くことが可能。
鳥栖を九州バスツアーの出発地にしたいと鳥栖市は画策している。

→九州の物流拠点。
これも鳥栖ジャンクションがあるゆえ。
食品会社をはじめとして、様々な会社の工場などが存在している。
出張の人々にとっては便利かもしれない。

→J2・サガン鳥栖、Vリーグ・久光製薬スプリングスの本拠地。
まぁ、どちらも知名度は微妙なところはあるものの、スポーツの本拠地があるのは観光客を呼び込めるきっかけとなる。

→佐賀県で唯一の九州新幹線(鹿児島ルート)の駅。
九州新幹線と名前がある以上、佐賀への配慮として鳥栖に止まる可能性はある。

【新鳥栖駅・残念な部分】
→既存の鳥栖駅ではなく、新鳥栖駅であるということ。
今の鳥栖駅から約2キロ離れた場所に新鳥栖駅が設置される。
今のところ鹿児島本線在来線との接続の話はJR側からは出ておらず、新幹線専用ということになってしまう。
長崎本線から鹿児島本線へ乗り継ぎをしたい場合は2キロ先の「鳥栖駅」に行かなければならない可能性が出てくる。
もしそうなるとかなり厳しい。

→人口の少なさ。
交通、流通の要衝であるものの人口わずか6万人。
毎年微増しているとは言えども、やはり観光客に限らず普段の利用者を見込めないのは不利か。


人口は少ないものの、交通の要衝であるが故に、電車に限らず高速道路や工場などの特色をどれだけ活かせるかが新鳥栖駅の全便停車への切り札であろう。
鳥栖市としては九州バスツアーの拠点としたいみたいだが、その場合は恐らく目的地近くまで新幹線で行くと思われる。
佐賀県の観光名所である有田や吉野ヶ里などをどれだけアピールしていけるかが鍵だろう。


では次に久留米駅。

【久留米駅・お得な部分】
→既存の久留米駅に新幹線用ホームが出来る。
これは新鳥栖駅との比較としてもわかりやすいが、在来線との乗継がスムーズに行く。

→人口の多さ。
人口30万人。
鳥栖と比べると約6倍。筑後地方の中心地としての強みはある。
また、駅前に35階建てのマンションが建設中であり、再開発がさらに進む可能性も・・・。

→政治家が強い。
久留米を代表する政治家。そう、ブリジストンの孫、鳩山邦夫。
やっぱりね、政治家の力って重要なんですよ。
そういった意味で、鳩山さんに陳述すればなんとかなるかも???

【久留米駅・残念な部分】
→長崎ルートとの接続がない。
久大線はあれど、生活線であり、多くの利用は見込めない。
観光及び仕事で使われる可能性のある長崎新幹線との接続がない。
これは厳しいか?

→いまや暴力団の街として有名。
ちょっと前までは小倉=ヤクザの街だったのが、ここ最近の抗争で久留米=ヤクザの街として認識されるようになってしまった。
街自体にマイナスイメージがあることは決して良いこととは言えない。


福岡のベッドタウンであること、人口もそこそこであることをどれだけいかせるか。
ただ、暴力団やゴム以外に「久留米」らしい特色を出せないと厳しい。
平成15年に「焼鳥日本一の街」としてB級グルメを押し出しているものの、富士宮焼きそばや静岡のおでんに比べれば全然。
大体、焼鳥の消費量が一家庭あたり多いというだけで、変わり物ではないのでイマイチ宣伝材料にするには事足りない。


≪総評というか予想≫
・・・正直、どっちも無理だと思います。
全便停車ってことは「のぞみ」みたいな速達タイプをも止めてしまおうということでしょ?
普通に考えたら博多の次は熊本。そして鹿児島中央だと思われる。
博多-熊本間がノンストップで35分ほどだという予想なのに、このどっちかに止まると50分ほどかかってしまう可能性がある。
そこまでして、わざわざ博多に近い久留米だとか新鳥栖だとかに止める必要もなかろう。

ただ!意外な伏兵の駅が存在している。
それが「筑後船小屋」。
そう、あの誠橋こと朧大橋の建設に一役買ったという古賀誠氏の力によって、当初予定になかったのに作られた駅。
そんな古賀誠氏ならば速達タイプの新幹線を止めることも不可能ではなかろう。
ただ、いくらなんでもJR九州もそこまでアホではない。
「岐阜羽島駅」がどれだけ悲惨なことになっているかを考えれば筑後船小屋に止めることはないだろう。

確かに新幹線が出来るということは便利である。それは間違いない。
ただ「新幹線開通=観光客が増える」なんていう幻想は各知事捨てるべきだ。
あの錦帯橋で有名な「新岩国駅」だって一日に1000人も利用客が居ない。
そんな状態じゃあとてもじゃないが新幹線による観光客増加なんてものは見込めるとは言えない。

果たして、久留米と新鳥栖に止まる可能性があるのかどうかはまだまだ先まで解らないが、いずれにせよ、そうやって競うことで両市が特色をもっと活かし、発展していくであろうことは望ましいことである。
スポンサーサイト
[ TB*0 | CO*0 ] page top

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

TRACK BACK
TB*URL
copyright © どんと来い! all rights reserved.powered by FC2ブログ.  template by レトロメカニカ. ページの先頭へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。