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DATE: 2010/05/26(水)   CATEGORY: 人物考察
朽ち果てた。
前置き。
最初に言っとく。病んでいるわけじゃない。
いつも言っているが、僕はそうそう病みません。本当に病んだときは日記なんか書きません。書かずに死にます。その時に「あ、病んでたんだな」と笑い飛ばしていただきたい。



本編。

人の才能、感性には限界があると思っている。

学力なんてものは追求すれば与えられるだろう。
ただ、才能や感性は我が内側に秘めているものであり、何かに刺激され湧き出てくることはあれど、ただ追求したからといって増すものではない。

そういった才能、感性なるものを井戸に例えるならば、容量というものが決まっていて、人それぞれにその容量は違う。人はそれを一生を賭けて、釣瓶を落とし、水を出すように、その井戸を使っていく。
そして井戸がやがて枯渇するように、才能、感性も枯渇する。

ただ、溢れ出してくるやつは確かに居る。俗に「天才」と呼ばれる者は溢れ出してきて、枯渇することのない井戸を持っている部類なのだろう。


私自身も若き頃は溢れ出していると思っていた。
溢れ出しているものを掬いだしてやらねば、私という人間は内側から崩壊してしまうとさえ思っていた。
だから芝居、絵画、小説、脚本、音楽、様々なものに手を出した。
事実、文章を書くときも何をするときも溢れ出していた…ように感じていただけだったのだ。

なんと私は浅はかだったのであろう。

駄目だ。

私は何者にもなれない。
才能が枯渇した。
感性が枯渇した。

様々な分野に手を出したのも、私の溢れ出す才能ではなく何者かになりたい己のもがく姿だったのだろう。
己の感性の井戸に自ら飛び込み、それによって嵩が増していただけだったのに、私はそれを溢れ出していると勘違いしていたのだ。

なんと愚かな人間だろうか。

最早、私に、私の文章に溢れ出してくるものは何もない。

だがこうやって筆を執っているのは、枯渇した私の才能にまだ残された水が少しでもあるのではないかと思い必死に掘っているのだ。

だが、やはり駄目だ。

掘れば掘るほど、己の枯れている感性を見透かされているようで、己の如何ともし難い惰性な文章を蔑まれていそうで、そんな己に腹が立つ。


しかも、こうやって純文学のような文章を模倣して書いている時点で私にオリジナリティと呼ばれるものは残っていない。
結局、自分という人間は誰かの真似をしていただけだ。
それでいて、まるで私は己が特別な存在であると、新たなものを生み出せると信じ、己自身を誤魔化していただけなのだ。
そうすることによって、枯渇した才能を見て見ぬ振りをしていたのだ。


最近、どんな本を読んでも、絵を見ても、私の枯渇した井戸は何も感じない。
ただ面白かっただとか、つまらないとか、そんな感想しか出てこない。
私の感性なんてそんなものだったのか。

中也に初めて触れて心が震えたような、三島に触れてその浮き出る文章の海に身をゆだねたような、カラヤンの緻密な音楽にこちらまで緊張を感じたような、あの頃の私はもう居ない。
何のideaも浮かんでこない。


私はただの肉塊となり果ててしまった。


だが、やはりもがいている。水のない井戸でもがいている。


才能、感性が溢れ出し過ぎると、内側から崩壊すると書いたが、逆もそうではないか。
溢れ出してくるものがなければ、それもまた崩壊をもたらす。

私はこのまま崩壊していくのだろうか。最近その崩壊の手前にいることを感じる。それが怖くて仕方のない毎日で夜も眠れない。
不安が私を押し潰さんとす。

だから私はこうやって己を卑下しながらも得意げな文章を書くことで自己を満足させて、わずかな安堵を得る。


みそっかすだ、馬鹿野郎。




あとがき。
書いておきながらなんだけど、20歳になったあたりから、もう自分が何者にもなれないことを薄々感じていた。それを演劇という世界に身を投じ、自分を誤魔化すために自分自身を演じて、満足感を得ていた。

だが、こういったことを語るのは昔の自分ならいざ知らず、今の自分には最早さしたることではない。
何故なら芸術と呼ばれる分野に今後自分を置くつもりがないからだ。
逃げと言われればそうかもしれないが、私は自身に対する自身の過大評価を見直しただけだ。
ただの肉塊になり果てても、生きていく上で支障はない。だが、もう私に表現するという資格はない。
だから、私の日記は表現でも読み物でもなく、完全な世間話だ。
深い意味、訴えかけたいものは存在しない。それを踏まえてにゅわわんと読んでいただければ有り難い。



あーあ、うんち。


…あぁ…、こういうことを書くから病んでるとか言われちゃうんだな。
いや、本当に病んでないです。笑い。
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